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豊かな自然と野生生物を楽しむ、流水響(Lau Shui Heung)から鳳園(Fung Yuen)へのトレッキング

National Geographic
  • Written by National Geographic
豊かな自然と野生生物を楽しむ、流水響(Lau Shui Heung)から鳳園(Fung Yuen)へのトレッキング

Photo credit: Leung Wai Por

所要時間:約3時間|距離:約7Km|難易度:中級

香港の素晴らしい点の一つは、比較的、短くて簡単なハイキングでも、驚くほど豊かな生物多様性に触れられることです。気候、地形、地質の相互作用により、香港には豊富な土着の動植物が生息しています。鳳園(Fung Yuen)に向かうハイキングでは素晴らしい多様性を経験できます。

Dragonfly

Photo Credit: Samson So

流水響郊遊徑(Lau Shui Heung Country Trail)をスタートして、周囲に生い茂った木々が絵のように水面に映っている貯水池を通りすぎます。トレイルは細長い鶴藪水塘(Hok Tau Reservoir)に続き、ここには無数の種類のトンボと蝶が生息しています。

 

このエリアは伝統的な「風水」林としても有名です。これは人と自然の間に調和を生むという伝統的な中国の価値観に基づくもので、森林地に近いということが、村を作る場所を選ぶうえで最も重要とされました。

 

ハイキングコースは鳳園(FungYuen)が終点です。ここには鳳園蝴蝶保育區(Fung Yuen Butterfly Reserve)があり、香港で見つかっている蝶235種のうち、200種類以上が保護されています。鳳園谷(Fung Yuen Valley)は、鳳園村(Fung Yuen village)の裏手にある木が生い茂った峡谷で、香港政府から自然保護協会特別指定地区(Site of Special Science Interest、SSSI)に指定されています。ここには蝶を惹きつけるために花蜜がある植物を植えた庭園があり、ヘレナキシタアゲハ(Common Birdwing)やシロスソビキアゲハ(White Dragontail)など絶滅の危機に瀕している蝶の重要な繁殖地になっています。

 

鳳園蝴蝶保育區(Fung Yuen Butterfly Reserve)で、香港の自然について学び、最高の一日を締めくくるのはいかがでしょう。


Lau Shui Heung Country Trail

Photo Credit : Derek Yung

スポット1:流水響郊遊徑(Lau Shui Heung Country Trail)

流水響水塘(Lau Shui Heung Reservoir)は自然に囲まれた深い森の中にあります。晴れた日や風のない日には、ガラスのように透き通る水面の美しさに圧倒されることでしょう。寒い時期には、黄色から濃い橙色に変わっていくヒノキの艶やかな紅葉を楽しむことができます。また、樹幹を這う白花デリスの群生も見られます。

鶴藪水塘ファミリーウォーク(Hok Tau Reservoir Family Walk)

Photo Credit : Derek Yung

スポット2:鶴藪水塘ファミリーウォーク(Hok Tau Reservoir Family Walk)

鶴藪水塘(Hok Tau Reservoir)の近くは植林地に指定されています。川沿いの渓谷には、多くの種類のトンボやヤクシマルリシジミなどの蝶が生息しています。鶴藪水塘(Hok Tau Reservoir)へは、流水響郊遊徑(Lau Shui Heung Country Trail)沿いのウィルソントレイル セクション9を左に曲がり、鶴藪水塘(Hok Tau Reservoir)ファミリーウォークを右折すると、近道になります。

旅のヒント
旅のヒント

蝶の見頃は、4月から6月、10月から11月です。この時期に行くと、さまざまな種類の蝶に遭遇することができるでしょう。

沙螺洞(Sha Lo Tung)

Photo Credit : Derek Yung

スポット3:沙螺洞(Sha Lo Tung)

沙螺洞(Sha Lo Tung)は八仙嶺(Pat Sin Leng)カントリーパーク内の窪地部分に位置します。このエリアにはトンボやイトトンボが主にする生息する湿地が広がっています。また多くの種類の蝶が見られることでも有名です。沙螺洞(Sha Lo Tung)では、羽の上の大きな暗い四角形が特徴のイトトンボの一種「blackbanded gossamer wings」が見られるかもしれません。

旅のヒント
旅のヒント

春と夏は午前9時から11時、午後2時から4時に、多くの蝶を見ることができます。秋と冬には、午前10時から11時、午後2時から3時がベストタイムでしょう。ほとんどの蝶は日中に現れますが、セセリチョウやジャノメチョウのように夕暮れにしか現れない種もあります。

鳳園蝴蝶保育區(Fung Yuen Butterfly Reserve)

Photo Credit : Gary Chan

スポット4:鳳園蝴蝶保育區(Fung Yuen Butterfly Reserve)

沙螺洞(Sha Lo Tung)を出て階段を下ると、 鳳園(Fung Yuen) 行き方 {{title}} {{taRatingReviewTotal}} {{taRatingReviewText}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る へ。豊富な植物が幼虫の餌となり、峡谷のこのエリアは蝶の主要な生息地となっています。ぜひ多くの種類の蝶を見つけてみてください。特にシロスソビキアゲハは人気があり、多くの写真家が撮影のために集まります。他にも白傘弄蝶、ヘレナキシタアゲハ、アカネシロチョウがよく見られます。

旅のヒント
旅のヒント

鳳園蝴蝶保育區(Fung Yuen Butterfly Reserve)に入るには、会員登録が必要となります。詳しくは、www.fungyuen.orgをご覧ください。

旅のヒント
旅のヒント

蝶やトンボを捕まえることは禁止されています。


休憩地点
休憩地点

近くに売店などはありませんので、出発前に飲み物や軽食をご準備ください。

流水響郊遊徑(Lau Shui Heung Country Trail)への行き方:

  • MTR粉嶺駅(Fanling)出口Cから、グリーンのミニバス52Bに乗車し、流水響ロータリーで下車。流水響水塘(Lau Shui Heung Reservoir)を過ぎるまで、流水響道(Lau Shui Heung Road)に沿って歩きます。

鳳園(Fung Yuen)からの帰り方:

  • グリーンのミニバス20Pに乗り、MTR 大埔墟駅(Tai Po Market)まで移動するか、グリーンのミニバス20Mで、大埔中心總站(Tai Po Central Bus Terminus)まで移動してください。

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