嶺南(中国南部)の文化の砦、広州(Guangzhou)には、2,200年の歴史があります。「花都(花の都)」、「羊城(羊の街)」として知られる一方、中国でも特にダイナミックな都市です。フォーブス誌による、中国で最も変化の大きい都市のランキングでは、2年連続で第2位になりました。
広州(Guangzhou)の古代から近現代までの歴史を知るには、西漢南越王博物館(Nanyue King’s Museum)や、 光孝寺(Guangxiao Temple)、白雲山(Baiyun Mountain)、 鎮海楼(Zhenhai Tower)、国立国父紀念館(Dr Sun Yat-sen Memorial Hall)を訪れればよいでしょう。それに対して、広州塔(CantonTower)や、広州亜運城(Asian Games town)、中国進出口商品交易会展館(Pazhou International Convention and Exhibition Center)、広東科学中心(Guangdong Science Center)、長隆旅遊度仮区(Chimelong Tourism Resorts)では、中国の劇的な現代化を見ることができるでしょう。
また、にぎやかなナイトライフや、珠江(Pearl River)の美しい眺め、広東戯曲(オペラ)や雑技(サーカス)のような伝統的な娯楽もあります。市内のバーストリート(酒吧街)や、もてなしの行き届いたホテルの中には、もっと落ち着いた雰囲気の場所も見つかります。もちろん食べ物もあります。広州(Guangzhou)は世界で最も人気の中国料理、広東料理の本場です。旅行者がこの街の伝統的な料理を楽しむ最も良い方法の1つは、街角や路地にある伝統的な軽食を食べてみることです。こうした食べ物は、特に人気があります。河粉麺(ビーフン)や、ワンタン麺、海老餃子、豚まん、艇仔粥(Sampan porridge)が、広州(Guangzhou)で最も代表的な軽食です。広州(Guangzhou)にある3万軒のレストランからは、地元料理でも外国料理でも、自分のたべたいものが必ず見つかります。
広州(Guangzhou)はまた、重要な交通ハブです。国内外多くの目的地への航空・陸上・海上交通の結節点になっています。
高さ610メートルの広州タワー(Canton Tower)は、世界で最も高い建造物の一つであり、広州(Guangzhou)の新たなランドマークとなっています。ねじれながら先端に向かって細くなるチューブのような、その形態とボリューム、構造は、2つの楕円で作られています。上下2つの面の楕円をひねることによる締め付けで、間にくびれが生じ、高層ビルではめったに見られない、ほっそりとした女性的な形状が生まれています。高さ424メートルの場所にある回転レストランでは、素晴らしい料理が味わえます。450メートル地点の展望台からは、他のどこよりもくっきりと街が見渡せます。
中山七路(Zhongshan Qi Road)にある陳家祠(Chen Clan Academy)は、先祖を祭る霊廟です。規模が最も大きく、保存状態も最高で、広東省(Guangdong province)の歴史的建造物の中でも特に装飾が豪華な建物です。その建築上の装飾(木材・レンガ・石材の彫刻、陶製や漆喰の像、鋳鉄品、壁画など)の全体が、現地の民族文化の繊細な様式を、総合的に表現しています。
珠江(Pearl River)のナイトクルーズで見る美しい川辺の夜景は、誰にとっても、広州(Guangzhou)旅行の忘れられない思い出の1つになります。クルーズコースは、広州大橋(Guangzhou Bridge)から白鵝潭(Baietan)までの区間です。コース沿いに、中国古代の建築物を見ることができます。クルーズ船の多くは、地元や洋風の軽食を提供しています。中には最高級の豪華船もあり、例えば座席数300のInformation Times号には、歴代の国家主席も乗船しています。
電車
香港西九龍駅から高速鉄道で約60分
長距離バス
香港の各所から約3時間