オールド・タウン・セントラルを散策していると、まるで過去に遡ったような感覚になるでしょう。中環(Central)と上環(Sheung Wan)の両方にまたがるこの地区は、現代香港の初章が綴られた場所です。英国人が水坑口(Possession Point)に初めて入植してから今日で180年以上経ちますが、この地区では今も、石畳の道、歴史的な建物、伝統的な寺院だけでなく、現在の大都会香港を形作った過去の歴史と初期の役割を示す非常におもしろいランドマークが見られます。
何の変哲もないように見えるかもしれませんが、 水坑口街(Possession Street) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は香港の歴史上で非常に重要な位置を占めています。1841年1月25日、英海軍はここにある水坑口(Possession Point)に上陸し、以降150年にわたるイギリスの植民地時代が始まりました。当初から水辺の地域にあった水坑口街は英国の上陸によって新しく生まれ変わりました。ここにはおしゃれなレストランやブティックと並んで歴史ある商店も軒を連ねており、往時の香港の雰囲気を味わうこともできます。
石板街(Pottinger Street) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る とそれを取り囲む街並みをみると、中環(Central)の街ができた当初の雰囲気を味わうことができます。
石板街を覆う石板が平たんでないのにはある理由があります。それは、ここと荷李活道(Hollywood Road)、干諾道中(Connaught Road Central)を結ぶ部分が特に急勾配となっており、このため、通行する行商人などがここを通りやすいように、また、雨水がここから流れ落ちるように設計されているのです。こうしたユニークな構造があるため、現地の人々は今でもここを「石板街」と呼んでいます。
また、19世紀の建造当時、この通りの両側には露店が多くありました。そこでは日用品を売ったり、靴やお鍋の修理、衣服のかけはぎといったサービスを提供していたりしたのです。現在は様変わりし、お祭りの衣装や手工芸品などが売られています。
レンガでできたエドワード朝様式の建物は、香港における医学発展のシンボルとなっています。腺ペストがこの地域を襲った19世紀末、香港政庁は医学の発展に力を入れ、これによって最初の細菌研究所が設立されました。この研究所はその後、1906年には当地初の公衆衛生研究施設となり、これが香港における医学発展の嚆矢となったのです。またここは、中国医学と西洋医学の比較展示を行った世界初の博物館でもあります。
ギリシャ風の柱とステンドガラス窓で彩られたエドワード様式の外観の4階建て建築物。意外なことに、これは中華民国の建国に貢献した中山孫文の人生と功績を展示した専門博物館です。2つの常設展示では、孫文の波乱に富んだ人生と経歴を示す遺物をみることができるほか、孫文と香港の密接な関係を強調しています。孫文は香港で高校と大学を卒業しており、進歩的な考えを育むようになりました。
植民地時代、香港の建築家は西洋と中国の両方の影響を受け、非常に豊かな才能を開花させました。これをよく示しているのが、香港醫學博物館からわずかの距離にある 香港中華基督教青年會必列者士街會所(香港中華YMCAブリッジストリート・センター) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る です。1918年に完成した6階建ての建物で、シカゴ派の建築様式と中国式の屋根瓦葺き技術が使用されています。フィットネスセンター、レストラン、ホステル、香港初の屋内プールなど、数々の素晴らしい施設を備えており、20世紀初頭、チャイニーズ・ユース・コミュニティが交流する重要な社交場として機能しました。
水坑口街(Possession Street)をまっすぐ歩いていくと、 太平山街(Tai Ping Shan Street) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る にたどり着きます。全長300mほどの道で、両側には、特徴的な由緒あるお寺が集まっています。この中で最も目をひくのは、くすんだ赤い色の廣福義祠でしょう。建立は1856年。寺がさまざまな役割を担っていたことを示す典型的な例となっています。移民者の祖先を祀っていただけでなく、病人を看病し、香港で死亡した出稼ぎ者を弔う位牌が納められています。また階段近くにある太歲廟(Kwun Yum Temple)と控えめな福徳宮(Fook Tak Palace)も必見です。どこも多くの参拝者が訪れます。
太平山街(Tai Ping Shan Street)から徒歩5分の距離にある 文武廟 {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、150年以上前に建てられたとされる素晴らしい建物です。それぞれに異なる目的を持つ3つの部屋に分かれています。文武廟という名の部屋は文神と武神を、列聖宮という部屋はあらゆる天上の神を祀っています。そして公所は地域社会の紛争を解決する集会場でした。
歴史ファンには非常にお勧めの場所で、保存状態が良い歴史的な建物には、1847年製の銅鐘と1862年製の椅子かごがあります。建物自体も素晴らしく、花崗岩の柱とドア枠、彫刻を施した木版、古い壁画が見られます。
香港の最古のモスクは、ミントグリーンのファサードの、よく目立つ華麗なイスラム建築。アラブ式の窓と門がある一級歴史建築物で、周囲にある中層建築の中でも際立っています。香港のイスラム教徒の礼拝の場であるだけでなく、1840年代に建てられた重要な史跡としても意味があります。
天主教聖母無原罪主教座堂 {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、当初の建物が火災に遭ったため、この閑静なミッド・レベル(Mid-Levels)地区に移転しました。1880年代後半に建築の見事なゴシック様式の建物で、中央に塔がある十字架の形をしています。一級歴史建築物として指定されていて、また大規模な修復作業後、2003年にユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞特別賞を受賞しています。大聖堂内装も外装同様に美しく、日曜礼拝が行われているほか、月曜日から土曜日まで見学が可能です。事前予約をすることを強くお勧めします。
「大館」 {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、180年以上の歴史がある旧中環警察署建築群のニックネームです。ここには16棟の歴史的な建物があり、どれも素晴らしい建築物です。例えば旧警察本部の建物は新古典主義建築で、1862~1864年の間に建てられた官舎は特徴的なローマ様式のアーチで有名です。
香港最大の保全プロジェクトであり、保存状態が素晴らしく、現在はアートと文化の中心地に生まれ変わっています。新しく建てられた2棟の建物の他、以前からあった建物に、アートギャラリー、小売店、さまざまなバーやレストランが入っています。
大館では美術展示会、パフォーマンス、ワークショップ、映画上映会、ガイドツアーなども開催されています。お出かけ前にホームページでスケジュールと詳細情報を確認するといいでしょう。
大館から荷李活道(Hollywood Road)を歩いていくとすぐに中山孫文歴史トレイルの16スポットの1つ、 百子里公園 {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る に到着します。緑美しい公園は、1892年3月13日、革命指導者の楊衢雲と謝纘泰が設立した輔仁文社の功績を記念して作られたものです。輔仁文社は後に孫文の興中会と合流し、1911年の辛亥革命に大きく関わることになりました。記念公園は都会的な建築デザインに一新されており、展示パネル、インタラクティブ施設、社会の歴史と革命活動を紹介する教育的遊び場があります。
旧必列者士街街市(Bridges Street Market)を大規模改装して、香港のメディアとジャーナリズムの役割を紹介し、祝う、アジア初の展示教育施設である 香港新聞博覽館 {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る が作られました。3級歴史建築物の指定を受けており、インタラクティブな展示は、香港のメディアの発展、初期の新聞、ラジオからテレビ、デジタルメディアまでの進展をテーマにしています。無料のセミナー、ワークショップ、ガイドツアーに参加すると、香港のメディアについてより深い理解と認識を得ることができます。
香港都市再生局(Urban Renewal Authority)が管理し、Chinachem Group(チャイナケム・グループ)が運営する再生プロジェクトの1つ、 Central Market {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、セントラルで最も新しい開発の1つとなっています。 中環皇后大道中(Queen's Road Central)と徳輔道(Des Voeux Road)の間に位置するこのグレード3の歴史的建造物は、12,000平方メートルの広さを持ち、「みんなの遊び場」として生まれ変わり、地域社会と近隣の歴史、伝統、そして現代文化を結びつけることを目的に、食事や買い物のための体験や場所を提供しています。
砵典乍街(Pottinger Street)と荷李活道(Hollywood Road)の交差点で、デコレーションされたポールをスキャンして CITY IN TIME {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る アプリをダウンロードすると、1930年代の大館(Tai Kwun)、砵典乍街(Pottinger Street)とその周辺のエリアにタイムスリップします。CITY IN TIMEは、スマートフォンを魔法のような拡張現実(AR)の窓に変え、昔の香港を360度パノラマ画像と現在の環境を対比させることで、香港の歴史をよみがえらせます。歴史的なシーンに加えて、生き生きとしたアニメーション、主要なランドマークの説明、ソーシャルメディアにアップロードするための自撮り機能や共有機能が搭載されています。CITY IN TIME」プロジェクトの詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。
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