西九龍(ウエストカオルーン)は、最新の芸術作品を求めている人にも、気軽に文化的な楽しみを味わいたい人にも、芸術的なエンターテイメントを満喫できるエリアです。このエリアには、香港最大の文化エリアである西九龍文化地区があります。 最先端の博物館施設、受賞歴のある建築物、香港故宮文化博物館、そしてジョーダンやヤウマテイに隠された豊富な伝統工芸品など、ここは香港の国際的な芸術の中心地です。
ここでチェックすべきもの、それは、ライブミュージック、インディーズ映画、中国オペラ、国際的に高い評価を得ている芸術、そして地元香港に根差したクリエーターの融合です。そして、この場所は香港の印象的なスカイラインを背景に、様々な角度から香港の象徴的な観光スポットを見ることができ、壮大な夕日を見るのにも最適なスポットです。
西九龍文化地区の心と魂から探検を始めましょう。20世紀と21世紀の視覚芸術、デザイン、建築を網羅した美術館(1)M+ は、アジア初のグローバルな現代視覚文化ミュージアムで、2021年末のオープンを予定しており、WKCDを世界的な文化の発信地にするための礎となるものです。
M+の建物の、広々とした基壇には、17,000平方メートルの展示スペース、3つの映画館、階段教室、学習施設、ミュージアムショップ、パフォーマンススペース、カフェ、視聴覚ライブラリー、パブリックルーフテラスがあり、基壇から伸びるタワーには、図書館、アーカイブス、スタディセンター、オフィス、レストランなどが入る予定です。
M+美術館は1日を通して香港の最美しい景色を臨むことができる海辺の最高のロケーションにあります。美術館内の展示物はさることながら、窓の外に広がるビクトリア・ハーバーもまた芸術作品とよぶのにふさわしい景色です。
WKCDエリアの中央に位置するのが、香港で最も新しいコンテンポラリー・パフォーミングアートの新しいランドマーク、Freespaceです。現代アートの多くは、境界線を押し広げ、創造的な交流を促進するものであり、Freespaceはこのコンセプトを念頭に置いて建設されました。Freespaceには、実験的な演劇やイベントに最適な香港最大のブラックボックスシアター「The Box」のほか、多目的に使用できる「The Room」とワークショップや展示会など多目的に使用できる「The Studio」があります。新しい方法でアートを体験してみたい方は、ぜひお立ち寄りください。近くのバーでは、クラフトビール、カクテル、おつまみ、ライブミュージックを楽しむことができます。
海に向かって、海岸線に沿って進むと、FAM 囍公館に到着します。FAM囍公館は、「食、芸術、音楽」という意味で、文化的な体験とモダンチャイニーズの食事を一つの強力な組み合わせにしています。アールデコ調の雰囲気が漂うオープンエアのレストランでは、光のインスタレーションが施されており、日の光がたっぷり差し込む設備の整ったインテリアと大胆な色使いで、インスタ映えする写真がたくさん撮れます。FAM囍公館は、ビクトリア・ハーバーとミュージアム・ドライブの芝生を180度見渡せる最高の場所にあるので、このレストランを楽しむには、屋外で食事をして、モダン・フュージョンの解釈による中国料理を堪能するのが一番です。
FAM囍公館で食事をした後は、藝術公園(Art Park)と海濱長廊(waterfront promenade)でお散歩を楽しむのもよいでしょう。ビクトリア・ハーバーに沿って、木々や植物、緑の芝生が植えらており、、ピクニックにも最適です。
この長く伸びた公共のスペースは、当然のことながらジョギングをする人たちに人気があり、夕日やハーバーの写真を撮るには絶好の場所です。西九龍プロムナードからは、世界有数のスカイラインや都市景観が一望でき、訪れるだけで素敵な写真を撮ることができます。
香港故宮文化博物館(HKPM)で、クリエイティブな探求を続けてください。
香港故宮文化博物館は、中国の芸術と文化の研究と鑑賞をリードする機関となることを目指すとともに、世界の文明間の対話を促進することを目的としています。新しい学芸員によるアプローチを取り入れ、香港の視点と世界的な視野を融合させ、故宮や世界の重要文化施設からの貴重な文物を展示しています。
香港故宮文化博物館のオープニング展示は、香港故宮文化博物館と故宮博物院が共同でキュレーションしています。1925年の設立以来、中国本土以外の文化機関に貸し出したものとしては最大規模となる914点の故宮の貴重な宝物が、交代で展示されます。中には香港で初公開となる作品もあります。また、パリのルーブル美術館から貸し出された13点の貴重な美術品も展示され、中国と諸外国との文化・知識交流の証となっています。
芸術作品を鑑賞し、芸術的な学習を進める合間に、ビクトリア・ハーバーに隣接した当館の好立地がもたらす香港のスカイラインの素晴らしい眺めに感嘆することも忘れてはなりません。
ウォーターフロントのプロムナードを歩くなら、まずコンペティションパビリオンに立ち寄ってみましょう。細い木材で作られたこのモダンな建物は、水辺に位置しており、素晴らしいハーバービューとサンセットビューを楽しむことができます。香港が文化的な成長を育んでいることにちなんで名付けられたこのシンプルでエレガントなデザインは、第1回香港ヤングアーキテクツ&デザイナーズコンペティション の受賞作品であり、小さなコンサートやパフォーマンス、バザーなどが行われています。
世界的なパフォーマンスアートを堪能したいなら、香港で最も有名な中国オペラ の会場である戯曲センター(Xiqu Centre )は必見です。象徴的なファサードは、夕日に反射して浮かび上がるインターロッキング模様と起伏のあるシルエットが印象的です。民俗音楽や京劇音楽、室内楽や合唱など、魅力的なパフォーマンスや音楽コンサートが楽しめます。
戯曲センターの芸術活動は、パフォーマンスだけではありません。多才なパフォーマーたちの精巧な衣装やメイクアップは、畏敬の念を抱かせるものであり、新しい世代や外国人に、この伝統的な芸術の文化的遺産を伝えるための完璧なプラットフォームを提供しています。茶館劇場で行われる 「Tea House Theatre Experience」では、広東オペラを初めて観る方にも気軽に楽しんでいただけるよう、公演中に点心とお茶をご用意しています。
ビクトリア・ハーバーに背を向けて北上すると、高速鉄道の香港西九龍駅(Hong Kong West Kowloon Station)に到着すします。地下25メートル、広さ約40万平方メートルのこの駅は、香港と中国本土を結んでいます。この駅の最も興味深い部分は、実は駅の真上にあります。植物が敷き詰められた道である天空走廊(Sky Corridor)を通ってアーチ状の屋上に登ると、木製の展望デッキにたどり着き、香港島の象徴的なスカイラインや戯曲センター、そしてWKCDの残りの部分を一望することができます。
香港西九龍駅の天空走廊と展望デッキは、日中の観光にも、夕方の印象的な港の写真を撮るためのビューポイントとしても、進化し続ける都市の素晴らしい展望を提供してくれます。
環球貿易廣場(International Commerce Centre/ICC)の100階にあるスカイ100香港展望デッキは、香港では他に類を見ない展望台です。ICCで一番高い場所にあるわけではありませんが、スカイ100香港展望デッキでは、かなり高い位置から香港の素晴らしい360度のパノラマビューを楽しむことができます。香港島、九龍半島、そしてその先に広がる景色に魅了されるのはもちろんですが、インタラクティブなマルチメディア展示、バーチャルリアリティステーション、AR写真撮影など、他にも楽しめるアトラクションがあります。晴天時、夜景時、花火時などの設定や表示が可能な高度な望遠鏡もありますので、どの時間帯に訪れても十分に楽しむことができます。
この旅行プランの最後の場所は、ICCをさらに上ってリッツカールトンに入り、世界で最も高い場所にあるバー、OZONEです。118階にあるこのバーは、床から天井まである窓の外に広がる空に合わせてブルーを基調としており、屋外テラスにも出られます。
曇りの日には、ICCの頂上はほとんど見えなくなり、街の景色は霧に包まれてしまいますが、しかし、そのおかげでちょっとしたエスプリの効いた雰囲気を醸し出していまず。海抜0.5kmの高さでは、やはり何かが違うはずです。ラウンジミュージック、ミクソロジストカクテル、アジア風タパス、日本料理などを雲の上のサンセットの中で楽しみながら、あなたにインスピレーションを与えてくれた街に乾杯してみてはいかがでしょうか。
新しく改装された香港藝術館(Hong Kong Museum of Art)では、持ち回りの展示や国際的なショーケースを見ることができます。17,000点以上のコレクションを収蔵する香港藝術館(Hong Kong Museum of Art)は、中国の古代美術や書道、近代的なインスタレーションや西洋絵画など、あらゆる作品を展示する香港初の公立美術館です。
続いて、アベニュー・オブ・スターズを散策し、香港の映画産業を形成したエンターテイメント界の巨人たちに驚かされます。世界的に有名なビクトリア・ハーバーの光に照らされながら、手すりに刻まれた有名俳優の手形を探し、何人の名前を知っているか確認してみてください。