Written by South China Morning Post (Morning Studio)

愉景湾（Discovery Bay）について

香港最大の島、緑豊かなランタオ島には、多くのハイキングコースや50近い魅力的な町や村があります。その中でも愉景湾（Discovery Bay）は、香港の中心地からフェリーで25分ほどの場所にあり、息を呑むような自然やアウトドア・アドベンチャー、上質なレストランを楽しめるリゾート地です。

香港国際空港、東涌新市（Tung Chung New Town）、香港ディズニーランドに近く、1980年代の誕生以来、愉景湾（Discovery Bay）は人気のエリアとなっています。

これらのランドマーク的な開発は、白砂のビーチや古い村、遺産を通過するなだらかな丘の上を走るトレイルによって相互に接続されています。魅力的な海岸沿いの町、梅窩（Mui Wo）と愉景湾（Discovery Bay）を結ぶゆったりとしたルートは、どんな体力レベルの方でも楽しめるので、この島を探索するのに最適な方法のひとつです。

愉景湾（Discovery Bay）のおすすめスポット

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地図

休憩地点

梅窩（Mui Wo）フォリー乗り場のすぐそばにある調理済み食品市場では、地元のシーフード料理やボリュームたっぷりの麺類が味わえます。近くには、イタリア料理、トルコ料理、中東料理など、世界各国の料理を提供するレストランもあります。また、銀鉱湾泳灘（Silver Mine Bay Beach）沿いには、スナックやソフトドリンクを販売するショップも多くあります。

梅窩（Mui Wo）

フェリーを降りると、まず目に飛び込んでくるのが、何百台もの自転車が停まっている光景。多くの人がここでサイクリングを楽しみ、途中、近隣の村々を訪れています。

海辺のプロムナードを爽やかに歩くと、白砂のビーチ、銀鉱湾（Silver Mine Bay）に到着します。ビーチ沿いを歩き続けると、東湾頭路（Tung Wan Tau Road）の終点近くにある愉景湾（Discovery Bay）の標識にたどり着きます。舗装された坂道が、長い上り坂の始まりです。時々振り返って、梅窩（Mui Wo）の海岸線の壮大な景色を眺めてみてください。

聖母神楽院（Our Lady of Joy Abbey）

適度に激しいハイキングの後、1950年代にトラピスト会によって設立された聖母神楽院（Our Lady of Joy Abbey）に到着します。14人の修道士が住み、一般公開はされていませんが、丘を下りて、入口にある2本の花崗岩の柱と聖母マリアの像が立つ東西スタイルのパビリオンで知られるPAX INTRANTIBUS庭園を散策するのはいかがでしょうか。旅の中盤に差し掛かるこの静かな環境には、疲れた足を癒すためのベンチがあります。

この修道院は2000年以前はトラピスト修道院として知られていました。また、1960年代初頭から1980年代にかけては、地元で人気のトラピスト乳業の工場があった場所でもあります。その後、生産は元朗（Yuen Long）に移りましたが、その牛乳やヨーグルトは今でも街中で売られています。

DB PlazaとD’Deck

稔樹湾（Nim Shue Wan）沿いの集落を抜ける蛇行した小道を進むと、リゾート感あふれる愉景湾（Discovery Bay）地区に到着します。

フェリー乗り場の隣にある円形のオーシャンフロント、DBプラザ（DB Plaza）は、人間観察をしながらくつろぐのに最適なスポットです。

レストランやショップが充実しているほか、毎月開催されるサンデーマーケットには、地元産のハンドメイドのアートやクラフトを扱う屋台が並びます。

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香港最大のビーチ・プレイグラウンドがある大白湾沙灘（Tai Pak beach）

大白湾沙灘（Tai Pak beach）

大白湾沙灘（Tai Pak beach）の400mに及ぶ白砂を、裸足で散歩するのはいかがでしょう。1980年代に中国本土から輸入した30万立方メートルの砂を使って作られた、香港初の人工のプライベートビーチです。

ミニジップライン、ロープブリッジ、たくさんのクライミングフレームや障害物、滑り台、ブランコなどのアトラクションを備えた香港最大のビーチプレイグラウンドでもあります。

街をぶらぶらするのも楽しいですが、愉景湾（Discovery Bay）内を走るバスに乗り込むのもおすすめです。バスの詳細については、公式サイトをご覧ください。

中央公園（Central Park）の芝生広場では、家族連れがよくピクニックを楽しんでいます

中央公園（Central Park）は愉景湾（Discovery Bay）最大の公共公園です

中央公園（Central Park）

沿愉景湾道（Discovery Bay Road）を30分ほど歩くと、愉景湾（Discovery Bay）の中心地であり、最大の公共公園であるセントラルパークに到着します。この公園には、並木道、池、小川、滝があります。家族連れが芝生に座ってピクニックをしたり、子どもたちがボール遊びをしたりする姿がよく見られます。

また、水辺の木陰では、鳥のさえずりを聞きながら、亀や鯉の泳ぐ姿を眺めるなど、多くの人がくつろいでいます。

海濱禮堂（The Pavilion）

中央公園（Central Park）から目と鼻の先にあるのが、ホテル香港愉景湾酒店（Auberge Discovery Bay Hong Kong）です。その海濱禮堂（The Pavilion）はホワイトチャペルとも呼ばれ、愉景湾（Discovery Bay）で最もインスタ映えするホットスポットの1つです。ウォーターフロントにある高さ16mの三角柱型のガラスハウスは、意外にも結婚式場として人気があるのです。

最もフォトジェニックなスポットは、三角形の正面玄関で、建物の幾何学的なフォルムと、チャペルの背後にある緑豊かな山々、そしてきらめく海を挟むように撮影することができます。

結

香港愉景湾酒店（Auberge Discovery Bay Hong Kong）

香港愉景湾酒店（Auberge Discovery Bay Hong Kong）

ウォーターフロントのリゾートは、都会の喧騒から離れ、のどかな時間を過ごすことができます。ハイキングで疲れた体をスパで癒したり、冷たいドリンクを飲みながら海や山の景色を楽しんだりすることができます。また、カフェやスポーツバーでは、一日中食事やお酒を楽しむことができます。また、日帰り旅行からホテルでの宿泊に変更することもできます。

ホテルの隣には、ヤシの木に囲まれた屋外ショッピングセンター、DBノース（DB North）があり、カフェやレストランが充実しているほか、ヨーロッパ風の時計台が印象的で、インスタグラマーに人気のフォトスポットとなっています。

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交通

梅窩（Mui Wo）と愉景湾（Discovery Bay）への行き方

愉景湾（Discovery Bay）からの帰り方

フェリーは、セントラル6番埠頭から梅窩（Mui Wo）行き、セントラル3番埠頭から愉景湾（Discovery Bay）行きがあり、いずれもMTR香港駅からのアクセスが可能です。フェリーの種類によって異なりますが、セントラルから梅窩（Mui Wo）までの所要時間は35分～55分です。また、MTR東涌（Tung Chung ）駅から3Mバスが梅窩（Mui Wo）フェリーピアへ、MTR欣澳（Sunny Bay）駅からDB03P、DB03Rバスが愉景湾（Discovery Bay）（DBノース、DBプラザバス終点）へ直接行くことができます。

愉景湾（Discovery Bay）からセントラルピア3まで、25分のフェリーで戻ります。ピーク時には通常15分おきに出発し、平日は午前6時と午前12時、週末は午前6時と午前12時30分にそれぞれ始発と最終便が出航しています。

DBプラザ・バスターミナルからは、DB01Rで東涌バスターミナルまで、DB03RでMTR欣澳（Sunny Bay）駅まで行くことができます。DBノースから、DB03PバスもMTR欣澳（Sunny Bay）駅に到着します。