香港にあるのは、きらびやかな超高層ビルや、高級ショッピングモールだけではありません。 屏山文物径(Ping Shan Heritage Trail) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、香港のまったく異なる一面を見せてくれます。トレイルコースとしては香港で初めて作られたこの道は、坑尾村(Hang Mei Tsuen)から坑頭村(Hang Tau Tsuen)、上璋囲(Sheung Cheung Wai)の低層住宅地を約1.6キロメートルにわたって縫うように走り、この地域が香港の歴史に持つ重要性を、はっきりと教えてくれます。
道沿いをゆっくり歩くと、保存状態の良い祠堂(先祖の霊廟)や寺院、中庭のある家が並んでいます。これらは、12世紀にこの地に住み着いたと考えられる鄧族が建てたものです。長年この元朗(Yuen Long)に住んでいるTangさんは、こうした歴史遺産について、次のように語っています。「こうしたものは、香港の古い村の文化や、古代の建築構造、信仰の伝統を振り返って理解するのに役立ち、またノスタルジックな雰囲気をかもしだしていると思います。」
屏山(Ping Shan)を訪れる人のほとんどは、MTRに乗り、天水囲駅(Tin Shui Wai Station)で下車します。最初に立ち寄るのは、聚星楼(Tsui Sing Lau Pagoda)です。明代(1368~1644年)に建てられた簡素で優雅な建物で、この種の楼台としては香港で唯一のものです。さらにここから村を抜ける道を通り、瓦屋根と陶器の置物が特徴的な、灰色レンガの歴史ある建物に向かいます。
覲廷書室(Kun Ting Study Hall)と仁敦岡書室(Yan Tun Kong Study Hall)も通り過ぎ、築700年の印象的な鄧松嶺祠堂(Tang Ancestral Hall)、築500年の愈喬二公祠(Yu Kiu Ancestral Hall)、寺院や中庭のある家、村の井戸の脇をゆっくりと歩きます。屏山(Ping Shan)では、現代的な日常生活が伝統と共存しています。箱型のアパートが、歴史的記念物の隣にびっしりと立ち並び、子供たちは、祖父母が丹念に手入れした庭を自転車で走り抜けます。
道を最後まで進むとたどり着くのが、村を見渡す丘の上に建つ、植民地時代の白い建物です。かつて警察本部が置かれたこの建物は、現在、屏山鄧族文物館暨文物径(Ping Shan Tang Clan Gallery cum Heritage Trail)になっています。暑い日には、エアコンのさわやかな風に吹かれつつ、規模は小さいながら深い洞察に裏付けられた展示を見学すれば、鄧族(香港に最初に移住した五大氏族の1つ)と屏山(Ping Shan)の発展の歴史について、その概要を学ぶことができます。屋外に出ると、周囲の丘や墓所、そしてよく晴れた日には、遠く中環(Central)のきらめく高層ビル群まで、素晴らしいパノラマを見ることができます。
さて、そろそろお腹も空く頃でしょう。うれしいことに、人気の 華嫂冰室(Mrs Tang Cafe) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る は、栄養補給にぴったりの場所にあります。これでお腹がふくれたら、天水囲駅(Tin Shui Wai station)まで戻るのはあと少しです。途中で、 屏山天水囲公共図書館(Ping Shan Tin Shui Wai Library) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る に立ち寄り(駅の手前で最も高いビルなので、見逃すことはありません)、この地域の伝統を反映した、落ち着きがありつつ印象的な、現代版風水デザインを見てみましょう。天水囲(Tin Shui Wai)から2駅で、次の目的地の元朗(Yuen Long)です。
かつてボードゲーム「モノポリー」の香港版で、元朗(Yuen Long)は地価が一番安い場所の1つでした。今はそうでないかもしれませんが、現在でもこの地域は、市内のほとんどと比較して、広い間取りの家が手頃な価格で手に入ります。素朴で控え目なこの街の目印は、軽便鉄道と、屋台、のんびりとした雰囲気、そして世界的な小売チェーンではなく地元の商店です。
MTRの元朗駅(Yuen Long Station)を出て、5分ほどのんびり歩くと、又新街(Yau San Street)に着きます。このゆったりと曲がりくねった通りには、アヒル料理やワンタン麺のレストラン、ラーメン店、老舗の焼き菓子店が軒を連ねています。人気の恒香老餅家(Hang Heung Cake Shop)働くWongさんは、こう話します。「私は生まれてからずっとここに住んでいて、天水囲(Tin Shui Wai)から軽便鉄道で通勤しています。私にとって、ここは食べ物がおいしい地域です。この2つの通り(又新街と阜財街(Fau Tsoi Street))には、食べてみたいものがたくさんあります。」
道なりに進んで、「元朗賽馬会広場(town square」を過ぎたところにあるのが、 同益街市(Tung Yick Market) {{title}} 住所 {{address}} ウェブサイト {{website}} 詳細をもっと見る です。ここでは今でも、多くが路面に店を構えています。香港の市場の喧騒が好きな人ならば、こうして開け放たれた店先に新鮮な肉や米、季節の果物や野菜が並び、年配の女性たちがじっくりと品定めをする様子を見て回るのも、楽しいでしょう。
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