人々は大埔（Tai Po）に千年以上も住み、潮干狩り、真珠の採取、漁業で生計を立てています。緑豊かで肥沃な渓谷に囲まれた大埔（Tai Po）、はやがて重要な市場の町となり、1899年にイギリスが中国本土（Mainland China）から新界（New Territories）を租借したときに、この地が最初の中心地になりました。

現在では、大埔（Tai Po）は香港で最も魅力的な地域の一つです。30万人あまりの人口を抱えるこの街は、サイクリングロードや緑豊かな川辺の遊歩道、家族経営の商店街が立ち並ぶ、緑が多くリラックスした街です。1971年代に旧市場の街が新しいショッピングモールや住宅団地で拡張されたとき、都市計画担当者は、緑が豊富でのんびりできる場所を確保するよう配慮しました。

そのため、活気に満ちた街の中心部は、静かな公園と活気のあるストリートマーケットが混在した魅力的な場所となっています。また、もっと地方へと遠出するための良い出発地点でもあります。西には、青々とした林村谷（Lam Tsuen Valley）と、香港で最も高い山である大帽山（Tai Mo Shan）の斜面があります。東の吐露港（Tolo Harbour）は水上スポーツの聖地で、僧院、蝶の保護区、バーベキュー場、その他のたくさんの娯楽施設が隣接しています。

大埔（Tai Po）に行くのは簡単で、MTRの東鉄線（East Rail Line）と、様々なバスが大埔（Tai Po）を通って深圳（Shenzhen）まで北に向かう吐露港公路（Tolo Highway）を通っているからです。しかし、香港の他の地域からは遠く離れていて、自分の場所のように感じられる、本当に素晴らしい場所です。