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沙頭角(Sha Tau Kok)へ日帰り旅行
境界付近立入禁止区域(邊境禁區 / Frontier Closed Area)の過去を探る

「広東省深圳市塩田区(深圳市盐田区 / Yantian District)」のすぐ隣に位置し、中国本土との境界線の緩衝地帯として1951年に「境界付近立入禁止区域(邊境禁區 / Frontier Closed Area)」に指定されました。それから50年以上もの間、沙頭角は住民以外の立ち入りが制限され、居住者以外がここを訪問するには許可証を取得し、さらに住民からの保証を取り付けなければなりませんでした。徐々に開放し始めた沙頭角クは、週末を過ごすのに最適な場所となっています。

2022年6月に沙頭角の第一段階の開放が開始され、続く第二段階は2024年1月から始まります。観光客は地元のツアーに参加して、この地域の美しい景色やユニークなアトラクション、地元のグルメを発見したり、フェリーに乗って、荔枝窩(Lai Chi Wo)、吉澳(Kat O)、鴨洲(Ap Chau)、香港ユネスコ・グローバル・ジオパーク(Hong Kong UNESCO Global Geopark)といった近隣の島々を探索したりできるようになりました。

沙頭角開放計画(第二段階)
  • 沙頭角開放計画(第二段階)が2024年1月1より開始されました。7月1日以降、「ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)」を持つ観光客の1日当たりの枠が個人2,300人、および週末と祝祭日の団体客700人に拡大されました。平日は団体枠の制限はありません。
  • 個人客の方は沙頭角まで公共交通手段をご利用ください。荔枝窩(Lai Chi Wo)、吉澳(Kat O)、鴨洲(Ap Chau)からフェリーを利用することも可能です。自家用車やレンタカーでの乗り入れは禁止されています。
  • 開放区域: 沙頭角(中英街<Chung Ying Street>を除く)
  • 開放時間: 毎日7時から21時まで
Sha Tau Kok was designated as part of the Frontier Closed Area in 1951.
画像提供:保安局

ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證)の申請

2023年12月1日から、海外からの旅行者も香港在住者も「香港警察(香港警務處)」のホームページ上で沙頭角への訪問許可証「ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)」の申請が行えるようになりました。

申請は訪問の3営業日前までで、先着順での受付となります。毎月1日に翌月分の申請受付を開始し、費用は無料となっています。認可旅行会社主催のローカルツアーに団体として参加する場合、許可証申請は主催会社が代行し、参加者個々の申請は不要となります。

申請する 許可証申請方法の説明(英語・中国語)を見る

日帰り旅行で訪れるべき観光スポット

沙頭角という地名は「砂浜(沙頭)から日が登り、岬(海角)に月がかかる<日出沙頭,月懸海角>」という美しい句から名付けられています。訪れる際にはこれからご紹介する観光スポット、ローカルグルメ、文化体験をチェックして、街の歴史や独特の風情を満喫してください。
Top 10 attractions in Sha Tau Kok
Top 10 attractions in Sha Tau Kok
Top 10 attractions in Sha Tau Kok
画像提供:保安局

沙頭角のお勧め観光スポット10選

詩の中に描かれた沙頭角の美しさをその目で確かめてください。日月亭(Sun and Moon Pavilion )で朝日を浴び、沙頭角の岬で絵のように美しい海岸の景色に感嘆し、香港で最も長い桟橋である沙頭角桟橋を散策...。ユニークな風景と地元の歴史と文化の物語に満ちた旅が待っています。

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Top 10 Sha Tau Kok delicacies
Top 10 Sha Tau Kok delicacies
Top 10 Sha Tau Kok delicacies
画像提供:保安局

沙頭角のお勧めグルメ10選

揚げ大根餅、客家風豚丼、牡蠣オムレツ、高菜入りチキンライス...。食欲をそそる客家料理と本場の郷土料理で舌鼓。

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沙頭角十大文化體驗​
沙頭角十大文化體驗​
画像提供:保安局

沙頭角のお勧め文化体験10選

沙頭角の通りや路地に一歩足を踏み入れれば、中国の伝統文化と香港の昔ながらの文化が融合した界隈を発見できるでしょう。100年以上の歴史を持つ寺院を探検したり、独特の建築様式を持つ店舗を訪ねたり、地元の文化に深く触れることができます。

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Director of Sha Tau Kok Story House recounts tales of Hong Kong’s border town

地元民の視点で沙頭角を探訪する

Sha Tau Kok Story House (沙頭角故事館)のディレクターCharles Lee氏とともに、中国との境界の街で自然と文化の宝を発見しましょう。

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《緣路山旮旯》
《緣路山旮旯》
Image courtesy of Far Far Away

豆知識

沙頭角は香港映画『遥かなる大地(Far Far Away)』に登場します。この映画は、主人公の男性が、沙頭角を含む街の片隅に住む5人の女性と恋愛関係にあることを中心に展開するという作品です。

沙頭角(Sha Tau Kok)観光のお勧めルート

沙頭角(Sha Tau Kok)で見逃せない4つのアクティビティ

Join the ‘Sha Tau Kok Stamp Hunt’

沙頭角(Sha Tau Kok)スタンプラリーに参加しよう

沙頭角(Sha Tau Kok)を探検しながらスタンプを集めて、特別なプレゼントと交換しよう!安全局のモバイルアプリ「Safeguard HK」をダウンロードし、期間限定のスタンプ収集ゲーム「Sha Tau Kok Stamp Hunt」を選択。指定されたアトラクションを訪れ、案内板のQRコードをスキャンして質問に答えると、正解ごとにスタンプを1つ獲得できます。スタンプを10個すべて集めると、先着順の無料ギフトと交換できます。

Take fun AR photos

楽しいAR写真を撮ろう

「Safeguard HK」モバイルアプリで特定のQRコードをスキャンして、楽しいARフィルターで旅行写真をワンランクアップさせましょう。これらのフィルターには、沙頭角(Sha Tau Kok)のランドマーク、客家の魚のランタン、釣り帽子など、地元の要素がフィーチャーされており、あなたの写真はきっと一味違ったものになるでしょう!

Make a wish at the viewing deck

展望デッキで願い事をする

中英街ガーデン(Chung Ying Street Garden / 中英街花園)には展望デッキが新設され、中英街を一望できます。それだけでなく、専用の手すりに願い事をするプレートを掛けることもできます。

Send a postcard as a unique souvenir

ユニークな記念品としてポストカードを送ろう

旅の終わりには、沙頭角(Sha Tau Kok)郵便局で限定ポストカードを友達や家族、そして自分宛に送るのをお忘れなく!郵便局限定のスタンプを押してもらい、沙頭角旅行の特別な思い出にしましょう。

周辺の離島

沙頭角フェリー・ピア(Sha Tau Kok Pier / 沙頭角碼頭)から出発し、近隣の荔枝窩(Lai Chi Wo)、吉澳(Kat O)、鴨洲(Ap Chau)などを探検し、ハイキングや地元の客家文化を体験しましょう。
LAI CHI WO

荔枝窩(Lai Chi Wo):300年以上の歴史を持つ客家村

300年以上前に建てられ荔枝窩(Lai Chi Wo)村は、香港で最も古く、最も保存状態の良い客家集落のひとつです。村の「風水」と呼ばれる森やマングローブの見事な美しさを眺め、自然遊歩道沿いの自然の風景をお楽しみください。また、荔枝窩(Lai Chi Wo)ストーリー・ルームでのガイド付きツアーに参加して、地元の村人と交流しながら客家文化や村の歴史について学ぶこともできます。

AP CHAU

鴨洲(Ap Chau):秘宝

広東語で「アヒルの島(Duck Island)」と呼ばれる鴨洲(Ap Chau)は、その形がアヒルに似ていることからその名付けられました。この島はダブルヘイブン(Double Haven)特別区に属し、香港ユネスコ世界ジオパーク(Hong Kong UNESCO Global Geopark)の一部でもあります。壮大な地質学的特徴で知られる鴨洲(Ap Chau)では、珍しい黄土色の角礫岩や「アヒルの目(duck’s eye)」と呼ばれる海のアーチなど、さまざまな風変わりな岩石を見ることができます。

KAT O

吉澳(Kat O):漁村探訪

広東語で「幸運の湾(Lucky Bay)」と呼ばれる吉澳(Kat O)は、独特の曲がりくねった形をしており、漁船にとって格好の避難場所となっています。ご家族やご友人と一緒に吉澳(Kat O)ヘリテージ・トレイルを散策し、ダブルヘイブン(Double Haven)の息を呑むような美しさをご堪能ください。また、吉澳(Kat O)ストーリー・ルームに行く途中にあるラバーズ・ツリーを訪れ、落ち葉を拾って祝福を受けましょう。

FAQ

沙頭角開放計画(第二段階)が2024年1月1より開始されました。対象区域は沙頭角(中英街<Chung Ying Street>を除く)。観光客の土日祝日の1日あたりの定員は個人2,300名、団体客700名となります。平日は団体枠の制限はありません。

「ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)」を取得した観光客のみ、訪問可能です。 

中英街(Chung Ying Street)はまだ立ち入り禁止区域ですが、中英街ガーデン(Chung Ying Street Garden / 中英街花園)を経由すれば、見ることができます。

現地ツアー参加するか、ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)を申請して、個人で訪れることも可能です。

はい。沙頭角開放計画(沙頭角開放計劃)第2段階中も、訪問者はツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)を申請する必要があります。旅行代理店は顧客の申請手続きをサポートしますが、個人旅行者はオンラインで申請する必要があります。詳細は「香港警察(香港警務處)」のホームページからオンライン申請をご覧ください。

沙頭角に入るには、 許可証「ツーリズム・クローズド・エリア・パーミット(旅遊禁區證 / Tourism Closed Area Permit)」を取得後、公共交通機関を利用しなければなりません。交通手段は:

  1. MTR上水駅(Sheung Shui Station)またはMTR粉嶺駅(Fanling Station)から78Sバス(特快)か78Kバスに乗車
  2. MTR上水(Sheung Shui )駅からミニバス55Kに乗る。もしくは、
  3. 荔枝窩埠頭(Lai Chi Wo Pier)、鴨洲埠頭(Ap Chau Pier)、吉澳埠頭(Kat O Pier)からフェリーに乗る。

 (上記のバスとフェリーのルートは、特定の時間帯にしか運行していないものもあります。沙頭角(Sha Tau Kok)発着バスの最新情報はこちら。街渡(Kaito)フェリーの最新情報はこちらをクリックしてください。

沙頭角(Sha Tau Kok)と荔枝窩埠頭(Lai Chi Wo Pier)、鴨洲埠頭(Ap Chau Pier)、吉澳埠頭(Kat O Pier)を行き来できる街渡(Kaito)フェリーが運行しています。火曜日(祝日を除く)は運休しています。所要時間は30~45分。フェリーの詳細については、運輸省(Transport Department)のウェブサイトをご覧ください。

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